使える辞書について

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たまには翻訳者らしいことも書いておこうと思います。

使っている電子辞書について。
ふと思いついたことなので、ちょっとまとまりはありませんが。。

logophile という辞書串刺し検索ソフトを使っていますが、現在そこには20以上の辞書を入れています。Logovistaなどのその他の辞書ツールに入れているものも含めれば30近くになります。数を揃えれば良いというものではありませんが、僕は翻訳者になると決めてから数ヶ月で、今持っている辞書の半分ぐらいを一気に揃えました(あっ嘘つきました。たぶん10個ぐらい)。金額的にはなかなかの負担でしたが、使えば使うほど各々の特徴がつかめて使いやすくなってくるのである程度まとめて買ってしまうことをお勧めします。

 

大きく分けて以下の2つの理由から辞書を引いています。

  1. <抽象的な単語>について訳語を確定(確認)するため
  2. その業界での<専門用語>を確認するため

①の抽象的な単語というのは、簡単に言ってしまえばたくさん意味があるものです。例えば、”make” “identify” “material” など。文脈によって訳し方は様々で、いつも確定に時間がかかるのはこういった用語です。

抽象的な用語を引く時に使っている辞書を、無意識に参照する順番で並べてみました。
(ケースバイケースで順番は変わります)

  1. 海野さんの辞書(ビジネス技術実用英語大辞典)
  2. 小倉書店さんの辞書(自然科学系英和大辞典)
    *英和、和英、文例辞典 3つとも目的に応じて参照しています。
  3. 研究社 新英和大辞典

dictionary

辞書を引きまくって引きまくってを繰り返して、いかに効率良く自分の答えに辿りつくかを考えて、結局こうなりました。以下は僕の感覚に基づいた感想の一例です。

【海野さんの辞書】

  • 最も自分の語感にぴったりくる訳語が見つかりやすい(確認のため)
  • 用語の文例/イディオムが簡潔で判断し易い
  • (意訳)例がとても参考になる

【小倉書店さんの辞書】

  • 様々な訳語/イディオムがコンパクトかつ的確にまとめられていて一覧性に優れている

【研究社の辞書】

  • 訳語の具体例が最も詳細で、悩んだ末に最終確定する際に活用
  • どちらかと言うと、自分の語感に合った訳語を無理やり探し出す時によく使う

いつもこの3つを中心にして、適宜「専門辞書」や「法律関連」「類語関連」を組み合わせています。どうしても納得いかない時などは紙モノの辞書をペラペラめくりますが、時間との相談です。

  • 研究社 新英和大辞典 第6版
  • 研究社 新和英大辞典 第5版
  • LONGMAN Dictionary of Contemporary English 6th edition
  • Oxford Advanced Learner’s Dictionary 9th edition
  • Collins Cobuild Advanced Learner’s Dictionary 8th edition
  • 広辞苑 第六版

以上、僕個人の感想になりますが、ご参考になれば幸いです。

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