違いが分かるからこその面白さ

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昨日は久しぶりに ”歩く” という行いをしてきました。
人間として正しく尊い行いの1つです。
毎日の冷蔵庫との往復はむろんカウントされませんので。

僕は、クラシック音楽、特に弦楽器が好きで、たまーに思い立ってコンサートに行きます。とは言っても年に数回それこそ急に行きたくなる程度なので、実はそこまで曲目にこだわりがあるのではありません。昨日もその前日にふと行きたくなって運よくチケットを入手し参戦してきました。

平日昼間の公演。観客の大半がご年配の方々。おじいさま、おばあさまと表現するには会場入り前のキャホーイ感がすさまじく、そして眩しく、『あ~人生楽しんでいらっしゃるなぁ』と普段の引き篭もりは思ったわけです。

nagomu neko

 

かなり小さめのキャパで僕の座席も演者から3メートルぐらいの至近距離。まさに演者の表情からビブラートをかける細かい指の動きまでハッキリ見てとることができました。さぁここからスピードを上げてまくしたてるぞっ!!ってタイミング前の表情が、それこそキリリって感じで分かるんです。

そんな感動ポイントを迎えた開演10分後でしたが、気持ち良さそうにまどろむ方々続出。分かる!分かりますよ!その瞬殺されるその感覚。音楽に身を任せるがゆえのもっていかれる感じ。不本意ながら必然なのです。それもまた楽しみ方の1つ。

今日眠くならなかったのはなんでだろう?と、帰りの道すがら小川の傍を歩きながら少し考えました。以前は「クラシック子守唄説」信者の急先鋒を張っていたこともあります。得意技はシンバルのバーンで飛び起きる例のヤツです。

結局行き着いた答え、「音の出所を確認しようと必死でそれどころではなかった」。リラックスとはかけ離れたなんともアスリート的な理由です。。弦楽器は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの順で、互いに少しずつ音域をオーバーラップさせながら段々と低音へ向かいます(参考:YAMAHA 弦楽器の種類と違い)。同じような音色を出しながらも互いに少しずつ音域をずらして全体としての「音の深み」を表現するといった感じです。

これ以上細かいことを書き始めるとキリがなくなるので止めますが、複数の種類の楽器の音色を聴き分けて複数のパートの動きを追おうとするがゆえに、リラックス(うたた寝)とは程遠い集中力マックスのアスリートの世界に行ってしまったわけです。

以前コントラバスという楽器を少しかじっていたので、多少の音の違いというものは聴き分けできるようになっているのだと思います。違いが分かるからこその新たな面白みを知ったわけで、以前のような感覚的な楽しみ方から離れて少しシステマチックな楽しみ方をしているのでしょう。

もっと音楽が分かるようになって「個々の音色の違い」を鋭敏に感知できるようになれば、全体のハーモニーを1つのものとして楽しみ心地良くまどろむことができるかも知れませんね(笑)。道は遠い。されど知れば知るほど面白い!

road

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